オリーブの品種 |
オリーブの木 品種の特徴・解説 |
Breed of Olive
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オリーブの木は今や日本でも上位に入る人気の常緑樹といえます。 オリーブの人気の秘密と、オリーブの木の品種による違いを解説いたします。 オリーブ樹の魅力は、風にそよぐ樹形と灰緑色の可愛い葉、「南欧の樹木」らしいイメージ、上品で可憐な果実、 大きくなり過ぎない常緑樹で管理も簡単で和ものにはない雰囲気やオリーブ果実 など枚挙にいとまがありません。 そして、他の樹木にも様々な品種がありますが何故オリーブ樹はとくに品種にまで拘るのでしょう。 それは、オリーブは異品種交配により実がつく確率がグンとアップするからです。 オリーブ果実からオリーブオイルを抽出する人も多くはないでしょうし、ジャムやピクルスなどをつくる人も少ないでしょう。 でも、『実がつかないとオリーブらしくない』 ので人はオリーブの木の品種に結構拘ります。 オリーブの品種による見た目の違いはあまり無く、とくに幼苗木は樹木を見ただけで 品種を当てるのは至難の業といえるでしょう。 しかし慣れてくると 葉の形や樹形により、ある程度は判別出来るようになってきます。 下に樹木として出回りますオリーブの品種の特徴をまとめています。
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原産地 |
品種名 |
特 徴 |
スペイン |
ネバディロブロンコ Nevadillo Blanco |
数あるオリーブの中で最もポピュラーといえる代表的品種で、 成長は旺盛、樹形は直立性。 枝葉が多く出ますから 剪定や枝抜きで仕立て易い品種です。 葉はやや薄めのグリーンで、裏は灰緑色。 実は早生で夏には結実します。 |
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マンザニロ Manzanillo |
スペイン語の「小さなりんご」からManzanillaと呼ばれ、 果実がりんごに近い形で早生品種です。 葉はやや銀葉系で他の品種より小型でやや丸みがあり、 枝が密になり樹形もコンパクトにまとまり易い品種です。 果実は食用(ピクルス)やオイルに利用されます。 |
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ピクアル Picual |
枝葉が繁りやすく、樹形がまとまる品種です。 葉はやや薄めの緑葉でやや大きめ、実は完熟すると黒く 光沢のある楕円形が特徴です。殆どの他品種が異品種交配を 必要としますがピクアルは自家受粉でも実をつける優れた品種です。 オイルは高濃度。 |
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オヒブランカ Hojiblanca |
成長旺盛で萌芽力がとくに強い品種ですので、お庭のシンボルツリー やコンテナプランツとしても形が整え易く優れた品種です。 銀葉が強い優れたシルバーリーフ種です 果実:大型 |
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アーベキーナ Arbechina |
コンパクトな葉が密に育つ希少品種で 果実も小型ですが、「すずなり」になります。 発芽性もよいので刈込むと密な樹形になります。 スペイン産の大変珍しいオリーブ品種です。 |
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セビラーノ Sevillano |
果実は特大のテーブル用品種。 原産のスペインほかアメリカでも栽培されるオリーブ品種 熟期が早く、オイルは少なめ |
オリーブの木 品種の特徴・解説 |
オリーブの木 品種の特徴・解説 |
ギリシャ |
エルグレコ |
希少なギリシャ産品種です。樹冠はとてもまとまり易く 美しい円錐形になるものも多いです。 葉の形は他品種と比べて細長く先がやや尖った銀葉系です。 果実も豊富 |
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ハーディズ・マンモス Hardys mammoth |
果実は大型でフルーティーな香りのする テーブル用(塩漬け用)品種です。 |
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コロネイキ Koroneiki |
ギリシャのオリーブオイル用主力品種です。 ギリシャ国内の生産面積の半分以上はこのコロネイキが占めます。 オイル品質がとても高いが果実は小型で生産性は少ない。 高級オイル抽出品種といえます。 葉も小さく可愛い葉です。 |
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カラマタ Kalamata |
ギリシャを代表するテーブル用(塩漬け用)品種であり、 オイル用としても高品質なオリーブオイルを生産する大型果実の 品種です。 葉は緑葉でやや丸め |
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ティニーオイル カラマタ Tiny Oil Kalamata |
カラマタに似た形の小さな果実をつける 品種で 超希少品種です。 葉は緑色でシャープな印象 |
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オリンピア Olympia |
銀葉系の葉は小型で繊細な印象 果実は中型 |
オリーブの木 品種の特徴・解説 |
フランス |
ピッチョリーネ Picholine |
葉は、丸めで小ぶりな緑葉です。 樹形もよくまとまる優れた品種のピッチョリーネは 中型果実でグリーンピクルス用として生産される。 |
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ベルダル Verdale |
べルダーレまたはバーデールとも呼ばれ流通しています。 果実は中型良質でオイルも良品、花は微かに芳香し 葉は大きめで銀葉系、樹形はまとまりやすい。 |
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パラゴン Paragon |
原産国はフランスですがオーストラリアでも多く栽培されます。 毎年安定して収穫できる優れた品種。 中型果実で オイル抽出に優れる |
アメリカ |
ミッション Mission |
カリフォルニア州で発見されたスペイン系品種です。 樹形は直立性でバランスよく成長します。ネバディロブロンコよりも スマートな樹形になる傾向があります。 葉はやや銀葉系で先端が尖った形をしています。 実は晩生、長円形で、食用(ピクルス)やオイルに利用されます。 果実の香りもよく、油の含有率も高く、オイル用としても栽培されます。 |
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ワシントン Washington |
アメリカ・カリフォルニア原産の品種で実は中〜大型です。 実つきのよい品種 |
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アメリカン American |
アメリカ・カリフォルニア原産の品種で実は中型 オイル抽出に優れる品種で樹形も素直です。 |
オリーブの木 品種の特徴・解説 |
オリーブの木についてよくあるご質問 |
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ご質問 |
GDPコメント |
オリーブの実をつけるには、2本植えないといけないと 知人から聞きましたが、どういう事ですか。 |
オリーブの木はある程度(60cm位より)大きくなりますと春に 白く小さな花をつけますが、この開花期に異品種のオリーブ と交配(ムシの媒介により)しますと結実(実がつく)する 確率が非常に高まります。 「半径100メートル以内に違う品種のオリーブがあるとよい」と 言われますが、当然この距離が短いほど結実の確率は 高くなります。 |
混植オリーブは、将来分けてやる方が良いのでしょうか? | いいえ、このままで大丈夫です。 しかし将来大きくなり、鉢自体が小さくなってきましたら ひと回り大きい鉢に植替えして下さい。その際には 現状のまま鉢から抜き取り、予め用意した鉢に据えて 根鉢を崩さないように新しい用土を漉き込んで下さい。 |
今年4月にオリーブをGDPさんで購入したものです。 とても良いオリーブを送っていただき、ありがとうございました! オリーブは元気に育っています。 送っていただいたオリーブの品質がとても良く、 樹形や色も気に入ったので、もう一鉢購入を考えています。 マンションの4階のルーフバルコニーで育てております。 心配なのは、オリーブ2種を近くにおくと実がつきやすい、 とのことですが、カラスやその他の鳥が来るのではないか、 ということです。 もしオリーブの実がなったら、カラスやほかの鳥が食べにきたりすることはあるのでしょうか?? 今のところ、バルコニーに鳥がきたことはほとんどありません。 |
弊社の農園にもカラスやスズメ、他の野鳥がよく飛来しますが オリーブの果実を食害する被害は全くございませんので、 まず 大丈夫かと存じます。 オリーブの実は元来美味しいものではなく、 オイルを抽出するくらいのものですので、鳥にとりましても 食用対象では無い様でございます。 |
オリーブの管理(水やりや置き場所)について
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基本的な管理のポイントは水やりの加減だけで ございますから、難しい事はございません。 水やりの極意は「たっぷりあげてしっかり乾かす」 です。 下記をご参照下さいませ。 <月別の水やりの目安> |
こんにちわ、東京の**です。 |
ありがとうございます。お調べ致しますと3年前のご購入でしたので もうそろそろ植替えか、もしくは少し強い剪定をして枝葉の更新を 図るのがよろしいかと存じます。 植替えの要領は、現在の鉢より2〜3割程度大きな鉢をご用意され 底に3cm程度底石(粗めの軽石など)を入れ、培養土を少し入れ そして今の鉢からオリーブを抜き新しい鉢に格好よいバランスに なるよう置いてみます。位置が決まりましたら隙間に培養土を すき込んで表面を整えて完成です。 植替えせずにある程度抑えめに育てたい場合は、強めの剪定を お勧めします。中心の幹から出ている枝をよく観察し、枝が交互に なるように間引き、横幅も程良く整えます。そしてもう一度全体を 観察し、枝葉が密になっているところを枝抜きし、交差枝や下垂枝 なども元から切除していきます。枯れ枝なども完全に切除 しましょう。この作業を年に1回程度して下さい。 もしも葉の黄変や葉の半分が枯れた症状が多くみられる場合は 肥料不足の信号ですから肥料を適量あげて下さい。 上手な剪定や管理の第一歩はオリーブの木全体をよく 観察する事から始まります。 どうぞ末永くご愛育下さい。 |
こんばんは。以前オリーブを購入いたしました**と申します。 その節は大変お世話になりました。 ホームセンターなどで見かけるものとは違い、我が家のオリーブ は枝数が多く元気でとても立派なのは一目瞭然です。 本当に良い木をお譲りいただきありがとうございました。 さて、この度質問がありご連絡させていただきました。 一般的には時季として春先がいいようですが、来年の春まで待つと更に大きく成長するので植え替えが大変になるかと思っているのですがいかがでしょうか。 |
毎度ありがとうございます。 さてオリーブ植替えの件ですが、暑さが少し和らぐ 9月中頃でも大丈夫です。 春でも秋でも守るべきポイントを列記しますので ご遵守の上植替え作業を施して下さいませ。 @前日にしっかりと多量の水やりをする。 以上のポイントをお守り頂きましたら確実に |
お家のシンボルに |
ご贈答にもGood! |
オリーブ関連項目 |
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