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プランター選び

ここでは様々なプランターにつきまして詳しくご案内致します。

形、大きさ、素材と、ひとくちにプランターといいましても千差万別です。

それぞれのシーンに最適なプランター選びのご参考になりましたら幸いです。
プランターの形と特徴
普通鉢普通鉢
普通鉢

一般的な植木鉢で、口径と高さがほぼ同じくらいの値のものを
普通鉢
と言います。 殆どの植物に適する形状です。

江戸時代からの流れである懸崖鉢の影響で、日本では口径の値
よりも やや高さが高い鉢が普及しています。ヨーロッパ諸国では
逆にやや低めの鉢が好まれます。これらお国柄の違いも含め
多少の違いはありますが、これらは全て普通鉢と考えてよいでしょう。

また植物の正面(一番格好良い面)が変わってきても丸い鉢ですと
不具合無く向きを変えられます。

背高鉢背高鉢
背高鉢<スタンド鉢>
背の高い鉢には、背の低い植木や幅の広い植物が似合います。

しかしこの形状に全て土をいれますと水はけが悪くなり生育上
よろしくありませんので底上げの工夫が必要となります。

なお、屋外での使用の際は安定性に欠ける点も注意が必要です。
浅型鉢<浅鉢>
浅型鉢<浅鉢>
主に寄せ植えに適する鉢の形状です。

他、 盆栽なども佇まいの美しさと水はけをよくする為に
浅型鉢をよく用います。
角鉢
角鉢

四角い形状の鉢を角鉢と言っていますが、普通鉢と同じ扱いでも
差し支えないでしょう。

丸型よりも安定性はやや増しますが、植物の正面(一番格好良い面)を
見極めて植えないと、鉢を斜めに置かないといけない事にもなります。

長角鉢
一般にプランターというと連想する形ですが、
本来 プランターにはその他さまざまな形も含まれますので
ウインドウボックスや長角鉢、また小判型楕円なども
長角鉢と区分するとよいでしょう。

植え方は、同様のものを2〜3株並べて植えるのが一般的ですが
既成概念にない自由な植え方を是非お楽しみ下さい。
つぼ型鉢
つぼ型鉢
つぼ型形状のプランターは、見た目に可愛い感じに見えるものが多く
ご利用されることもよくありますが、鉢本来の目的としましては
水はけが悪く、植替えが困難な為、あまりお勧めできない形状
です。
直接植えるのではなく鉢カバーとしてのご利用をお勧めします。
デザイン鉢
デザイナー鉢は個性的な演出に最適ですが、価格設定が高いのが
難点です。しかし個性的で美しい仕上がりのものが多く、
プランターというよりオブジェとしてご利用頂きますと
価格以上の価値あるものとなるでしょう。
プランターの素材と特徴
テラコッタ
素焼き鉢のことで、鉢自体にも通気性があり根の生育に適する鉢です。
屋外用としてあまり動かすことが無い用途の場合はテラコッタが最適です。

しかし屋内では、とくに大きいものは重量が重いのと、テラコッタ表面に
結晶や苔などが生えやすく 不向きです。
陶器鉢
釉薬(ゆうやく)を塗って焼き上げた鉢で、屋外・屋内ともに
ご利用頂けます。
しかし重く、またテラコッタに比べ肉厚が薄いものが多いので
割れやすく 移動が必要不可欠な大型の観葉植物には不向きです。
PVC鉢

プラスティック製、ポリプロピレン・ポリエチレン製のものを PVC
と総称しています。 

日本では、プラスティック製品といえば、まだまだ安物という
イメージもあり、普及途上ですが、
イタリアのセラルンガ社や ユーロ3、マルキオーロ社などの
プランターはデザインはもちろん 耐久性、軽量、高級感など
プランターとしての機能に優れた製品が多く

屋内・屋外用途として幅広くご利用頂けます。

なお、安物のプラスティック製品は耐候性が弱いものが多く
紫外線で表面が焼けて割れるなどの欠点があります。

レチューザ・プランター レチューザ・プランター レチューザは素材としては上記PVCと同じポリプロピレン製ですが
最大の特徴は、画期的な底面潅水システムです。

このシステムを組込むことで、水やり管理の難しさの解消と
受皿を不要としたスマートな佇まいを獲得しています。

とくに観葉植物には理想的なプランターです。
FRPプランター

ファイバーグラス製のプランターで、PVCよりも安価に大きな製品が
造れる素材
です。
特徴として軽くて、そこそこ強く、素材感も良いという長所があり
大型の長角鉢<ウインドウボックス>に最適な素材です。

FRP製大型プランターですと、植木を植え込んだ状態でも
大人の男性が二人位で移動も簡単に行えますが、
これが コンクリート製ともなりますと クレーンなどの移動重機が
必要不可欠となります。

木製プランター

自然素材で風合いの良さやシンプルさが特徴です。
風化や腐れなどの欠点もACQ木材の採用やビス素材の吟味などで
完全に解消されています。
キシラデコールでカラーバリエーションも豊富で、まさに
新しいジャンルのプランターといえます。

プランターの大きさ

GDPの植替えへ
GDPの植替え

プランターの適正な大きさについてよくある間違いが、大きいほど良いと誤解されている点です。

植物の成長特性には二通りあり、ひとつは栄養成長(なるべく大きくなろうとする成長)、
もうひとつは繁殖成長(あまり大きくならず葉や花を多く付け全体にもコンパクトにまとまる成長)です。

プランター栽培の場合は、植物体がよくまとまり美しく見える繁殖成長が望ましく、
この繁殖成長にするポイントが鉢の大きさなのです。

植物の根は、鉢の壁にあたり初めて分岐します。根の分岐が繰り返されカッチリとした密度の濃い

根鉢ができるのです。カッチリした根の植物は上体(幹や葉や茎)もしっかりとします。

鉢が大き過ぎて根がカッチリしないものは上体もしっかりせず間延びして貧弱になってしまいます。

従いまして大き過ぎるプランターを用いますといけません

新たに鉢に植えようとする場合、現状がほぼ根が詰まっている場合は今よりも
30〜50%程度大きい鉢が理想的
です。

現状がФ30pの鉢ですと40〜45cm位までがよろしいです。
しかし成長が著しい品種の場合はこの限りではございません。

GDP植栽・植替え作業は熟練プロスタッフが責任を持って行います。

園芸装飾技能士 原田殖也 / 仲野亮二

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