植物を健康に育成する為の基本管理四則 どのような植物でも次のポイントさえしっかり守れば「しっかりと育てられる」植物管理の大原則をご説明します。 沢山書いてありますがご面倒な方は緑の部分だけでもお読み下さい。 |
@その植物に適した環境(気候風土、陽当り、温度、風通し、湿度、土壌など)で育てる <気候風土> 屋外で植物を育てる場合、先ずその土地の気候風土に合う樹種かどうかを調べなくてはいけません。 寒冷地の場合は寒さにどこまで耐えられるかがポイントですし、暖地では夏の暑さや湿度もポイントになります。 お近くであまり見掛けない植物を植えようかという場合はその地の詳しい方に聞くほか、自分で試してみるのも リスクは在りますが、傾向やタイプが段々と判ってきますし新しい発見もあるかもしれません。 また海に近い場所で植物を育てる場合は耐潮性も充分考慮しなければなりません。 <陽当り具合> その植物は陽当りを好む植物か、半日陰や日陰を好む植物(耐陰性)を事前に知りましょう。 <温 度> 生育温度は何℃から何℃くらいか。観葉植物の多くは熱帯または亜熱帯の植物が殆どですから 冬の寒さに何℃くらいまで耐えられるか(耐寒性)がポイントとなりますし、コニファーや庭木の場合は夏の耐暑性、 また冬の耐寒性が問題となります。弊社では観葉植物の商品ページに耐寒温度を標記してありますのでご参考下さい。 <風通し・湿度> 殆どの植物は適度な風通しと普通の湿度を好みます。観葉植物なども家の中で陽当りがあるにも拘らず 何か調子が悪い場合、風通しの不足や湿度が過不足している場合もよくあります。 <土 壌> 多くの植物は水はけがよく、また保水力も兼ね備えた土で、適度な腐植分のある用土を好みます。 水はけと保水力は相反する作用ですが団粒化(赤玉土など)した土を用いると両立する事ができます。 もっと水はけをよくするにはパーライトなどの人工材料や川砂などを混ぜ込む方法もあります。 腐植分を補うには腐葉土やバーク堆肥などを土に混ぜ込む事で腐植質にする事ができます。 土壌酸度の調整には石灰(アルカリ性にする)や鹿沼土(酸性にする)を用いるとよいでしょう。 このようにご自分で植物に応じた土をブレンドし植え替えや植栽に使うのもガーデニング、園芸の楽しみのひとつです。 |
A植物の年間成長サイクルを知り、生育具合に応じた水やり・施肥を適切に行なう 植物は、適した環境に置かれる、または植えられると光合成が旺盛になり、そこで当然のことながら水やりが必要 になります。水やりのタイミングの極意は「葉がほんの少し萎れた時にあげる」のがベストですが、うっかり忘れて(見逃して) しまう事もありますので、ベターな方法として「土の表面を確認し、乾いてきた頃にあげる」のが一般的です。 成長が緩慢なときは土の乾きも遅いので当然のごとく回数を減らさないといけません。何時も土が湿った状態では 根が酸欠をおこし根腐れしてしまいます。 施肥のタイミングはどんな植物でもその成長時にやるのがポイントです。 簡単にご説明しますと、観葉植物は4〜9月くらいにチッソ系化成肥料を適量施す。 暖地系草花も4〜9月にリン酸系肥料を施す。 暑さに弱い草花や落葉樹には4〜6・9〜10月というように旺盛な成長時期に肥料をあげるのが原則です。 但し施肥の注意点は、肥料不足で枯れる事は殆どありませんが、やり過ぎで枯れる事はありますのでくれぐれも 用量と生育具合に合わせて適量施すようにしましょう。 重ねて言いますが@の適した環境で育てるのが優先で、適してない環境下では肥料は逆効果になります。 またアンプル状の栄養剤はよく肥料と混同されますが、栄養剤は、調子の悪い植物には 多少効果がありますが、あくまでもサプリメントですので根本的な解決にはなりません。 |
B剪定・切り戻し、鉢物の場合は植え替えを適期に適切に行なう 適した環境で水やり・施肥を適切に行なうと植物は当然旺盛に生育し枝葉や根を伸ばします。 当然タイミングを計り、剪定・切り戻しや植え替えの作業を行なわなければなりません。 樹木や花木の剪定は樹種により萌芽力や花時期がありますので一概には言えませんが、 成長期の終わりや花後に剪定するのが一般的です。草花は6月頃に一度、8月頃にもう一度軽く切り戻すとよいでしょう。 植え替えのタイミングは鉢の中に根が詰まり新しい根が伸ばせない状態のものやそうなりつつあるものを、 成長時期のはじめに行なうのがよいでしょう。観葉植物なら4〜5月、落葉樹だと3月か9月上旬、 常緑樹は3〜4月がベストです。 そして@の土壌でご説明したように、その植物に合う用土で、大き過ぎない鉢に植え替えする事が重要です。 |
C植物を清潔に保ち、よく観察し病害虫は早めに駆除する 屋外の植物は風雨が植物体に付着する粉塵をある程度洗い流してくれますが、観葉植物など屋内管理している 植物は葉に埃や油膜がたまり、放っておくと生育にも悪影響をおこします。 成長が旺盛になる4月〜11月の間は必ず定期的に雨に当てたり、シャワーノズルでホコリを洗い流して下さい。 但し水滴のレンズ作用などで葉やけをおこさぬよう曇りの日や日陰で行ないましょう。 屋外の植物では、新芽のよく出る4〜6月と9月は害虫の発生時期でもありますので日頃からよく観察し、 とくにムシのつき易い樹種はその発生時期に浸透移行性薬剤(オルトラン粒剤など)を株元に施しておくとよいでしょう。 病気やおかしな枝葉を発見した場合も詳しい人に診てもらい、早めに処置して下さい。 |
以上が植物管理の大原則です。 園芸や植物管理の書物や専門書など数知れず在りますが、それらを一言で云うと@〜Cになるのではないか と思います。管理方法で迷ってしまわれた時は、是非この大原則に立ち返ってみて下さい。 また、弱っている植物からその原因を追及する場合や植物の生育特性を調べる場合は植物を枯らさない為に をご参考下さい。 |
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